
ブルックリンスタイルとは?必要な要素やよくある質問まで詳しくご紹介します!
ブルックリンスタイルは、ニューヨークのブルックリン地区をイメージしたヴィンテージ感溢れるおしゃれなインテリアスタイルです。レンガ壁やアイアン素材、ウッド家具など、無骨ながらも洗練された要素が特徴で、幅広い世代から人気を集めています。
本記事では、ブルックリンスタイルの概要や必要な要素をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブルックリンスタイルとは?
ブルックリンスタイルは、ニューヨークのブルックリン地区で生まれたインテリアデザインです。そのルーツは、地域の歴史や文化に深く結びついています。かつて工業地区だったブルックリンは、多くの工場や倉庫が建ち並び、経済の中心地として機能していました。
しかし、時代の流れとともにこれらの建物は使われなくなり、若い世代やアーティストたちがそれらを再利用する形で新しい価値を生み出しました。リノベーションにより、工業的な雰囲気を残しつつ、クリエイティブで自由な空間が誕生したのがルーツです。
レンガの壁やコンクリート打ちっぱなしの内装、大胆なオープンスペースは、古いものと新しいものが共存するユニークな点が魅力です。このスタイルは、現代のインテリア業界でも根強い人気を誇っています。
ブルックリンスタイルに必要な要素は5つ
次は、ブルックリンスタイルに必要な要素について解説します。
・ダークカラー
・レンガ・タイル
・無骨な質感
・開放感のある間取り
・フローリング
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.ダークカラー
ブルックリンスタイルの空間づくりでは、ブラックやブラウン、グレーといった深みのある色合いが、インダストリアルな雰囲気を演出し、独特の重厚感を生み出します。これらの色は、倉庫や工場のような無機質な空間をイメージさせるだけでなく、ヴィンテージ調の家具との相性も抜群です。
また、色味を抑えたアクセントカラーを加えると、全体のバランスが取れ、洗練された印象を与えます。素材感を生かしたインテリアと合わせると、落ち着きのある空間が完成します。
2.レンガ・タイル
ブルックリンスタイルの象徴ともいえるレンガの内装は、独特な雰囲気を作り出すためには欠かせません。しかし、実際に本物のレンガを使用するのではなく、手軽に扱えるレンガ風タイルや壁紙を使用するのが一般的です。
経年を感じさせるデザインのタイルや、不揃いな色合いのものを選ぶと、ヴィンテージ感が引き立ちます。また、大掛かりな施工が難しい場合、プリント壁紙や簡単に貼れるDIY製品が便利です。
一面だけレンガの要素を取り入れるだけでも、空間にポイントが生まれます。さらに、赤茶系のレンガや光沢のある白いサブウェイタイルを選ぶと、より洗練されたスタイルを実現できます。
3.無骨な質感
ブルックリンスタイルは、元々の建物の特徴を生かしたラフで無骨なデザインが魅力です。そのスタイルを取り入れるためには、隠しがちな配管やダクトをあえて見せれば、工場や倉庫のような雰囲気を再現できます。
また、内装をコンクリート打ちっぱなしにすると、素材そのものの質感を引き立てられます。このスタイルでは、完璧に整えられた見た目よりも、未完成さが残るラフな雰囲気が大切です。
さらに、マットなブラックアイアンや無垢材など、金属や木材などの素材を活用すれば、空間に重厚感と暖かみを加えられます。無骨でありながらも独特の美しさを感じさせる空間が、ブルックリンスタイルの本質です。
4.開放感のある間取り
ブルックリンスタイルは、広い倉庫や工場をリノベーションして作られたルーツがあるため、視覚的に広がりを感じる工夫が大切です。天井を高くするのが理想的ですが、物理的に難しい場合でも、家具の配置や素材選びで開放感の演出が可能です。
たとえば、家具を低めに抑え、視界を遮らないように配置すると広がりを感じられます。また、間仕切りを減らして、空間をひと続きにすれば、部屋全体に光が行き渡り、明るさが増します。
必要に応じてガラスパネルや軽やかなパーティションを取り入れるのも効果的です。さらに、透け感のあるカーテンや大きな窓を使えば、外の景色と一体感が生まれ、開放感をより引き立てられます。
なお、吹き抜けのあるリビングにおすすめのエアコン設置位置については、こちらの記事で解説しています。
関連記事:吹き抜けのあるリビングにおすすめのエアコン設置位置とは?失敗例も詳しくご紹介します!
5.フローリング
ブルックリンスタイルの床には、ヴィンテージ感あふれるフローリングが最適です。深い色合いや木目がはっきりとした素材を選ぶと、空間に温かみと重厚感を加えられます。
本物のアンティーク木材を使うのが理想的ですが、コストを抑えたい場合は、木目がリアルに再現されたウッドタイルがおすすめです。これらは既存の床のうえに敷くだけで、簡単に雰囲気を変えられる便利なアイテムです。
また、床の貼り方にも工夫を凝らし、ヘリンボーンやパーケットといった独特なパターンを取り入れると、より洗練された印象になります。賃貸住宅でも対応しやすい貼り方や素材を選ぶと、気軽にブルックリンスタイルの床を楽しめます。
サイエンスホームのブルックリンスタイルの家の施工事例
次は、サイエンスホームのブルックリンスタイルの家の施工事例について紹介します。
・カッコよくて暮らしやすいブルックリンスタイルの家
・ナチュラル×ブルックリンスタイルで回遊性抜群の家
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
カッコよくて暮らしやすいブルックリンスタイルの家
参考:カッコよくて暮らしやすいブルックリンスタイルの家|サイエンスホーム
「無骨なブルックリンスタイル」をテーマに、家族のライフスタイルとデザイン性を融合させた空間です。外観は、ダークカラーのガルバリウム鋼板と温もりを感じさせる木製のドアや柱が調和し、モダンで重厚感のある印象に仕上がっています。
間取りは、1階を中心に家事効率を考え抜かれた動線が特徴で、玄関からキッチン、洗面脱衣所、収納スペースへと無駄なくアクセス可能です。クロスや梁、柱には落ち着いた色合いを採用し、ヴィンテージ感漂う古材を床材やアクセントとして使用しています。
また、リビングの高い天井や2階とのつながりを意識した吹き抜け空間は、開放感と家族の一体感を両立させています。
ナチュラル×ブルックリンスタイルで回遊性抜群の家
参考:ナチュラル×ブルックリンスタイルで回遊性抜群の家|サイエンスホーム
グレイッシュトーンの外壁に木製の格子がアクセントを添える外観は、和モダンとブルックリンスタイルが調和しています。玄関には、温かみを感じさせるウォルナット調のドアと柔らかい光を放つガラスランプが設置されています。
リビングに入ると、ヴィンテージ感漂うアイアン家具やインダストリアルな照明が空間を彩り、ナチュラルながらも無骨な雰囲気が魅力です。さらに、洗面所にはサブウェイタイルやマリンランプを取り入れ、趣味と実用性を両立した空間になっています。
また、水回りを1か所に集約して、効率的な家事動線を確保している点も特徴です。
サイエンスホーム岡山店が選ばれる3つの理由
参考:サイエンスホーム岡山店
次に、サイエンスホーム岡山店が選ばれる理由について解説します。
・ひのきの家
・真壁づくり
・性能と品質
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.ひのきの家
ひのきは古来より「木の王様」と称され、香りや触り心地が人に安らぎを与えています。このため、森林浴を思わせるようなひのきの家では、五感育ちの自然の癒しを実感できます。ひのきで作られた家に住むと、日々の生活のなかで木が持つ温もりを感じられやすいです。
サイエンスホームのひのきの家は、無垢の国産ひのきを贅沢に使っています。素材の美しさを保ちつつ、触れられる楽しさや香りに包まれる心地よさを追求しています。ストレスフルな現代において、ひのきの家は心の癒し、暮らしを豊かにする選択肢の1つです。
2.真壁づくり
「真壁づくり」は、日本の伝統的な建築工法を現代に伝えた住まいづくりが特徴です。柱や梁などの構造材を室内に見せるため、木の温もりを視覚や触覚で楽しめます。さらに、木が呼吸する特性によって、室内は快適な湿度が保たれ、空気環境も心地よいものになります。
また、サイエンスホームが提案する「真壁づくりの家」は、2015年にグッドデザイン賞を受賞しました。木の質感や吸湿性を最大限に活かしながら、施工の効率化と価格の手頃さを両立した点が高く評価されています。
3.性能と品質
サイエンスホームが提供する住まいは、一年中快適な暮らしを支える外張り断熱であるため、高気密・高断熱仕様で、季節問わず快適に過ごせます。また、軸組とパネルを組み合わせたハイブリッド工法は、耐久性と安定性のある強固な構造が可能です。
また、内部建具や床には無垢材を使用しており、人と環境に優しいだけでなく、自然素材ならではの触り心地や温かみを感じられます。さらに、吹き抜けは、明るさと開放的な室内をもたらすため、居心地のよい空間を作り上げます。
ブルックリンスタイルとはでよくある3つの質問
最後に、ブルックリンスタイルとはでよくある質問について紹介します。
・質問1.ブルックリンスタイルでのインテリア選びのコツは?
・質問2.ブルックリンスタイルとインダストリアルの違いは?
・質問3.ブルックリンスタイルの家にするための外観の工夫は?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.ブルックリンスタイルでのインテリア選びのコツは?
ブルックリンスタイルでのインテリア選びのコツは、以下のとおりです。
・インダストリアルな家具
スチールやステンレスを使った家具やラックを取り入れることで、工業的な無骨さを表現できる。さらに、照明には裸電球やアイアン素材を選ぶのがおすすめ
・アンティーク家具
ブルックリンスタイルの「古い物をいかす」という観点から、アンティーク家具を取り入れると、スタイリッシュな雰囲気が表現できる。木材やレザー、ブラックアイアンを組み合わせたアイテムがおすすめ
・観葉植物
ダークカラーを基調とした空間にグリーンを取り入れると、彩りと柔らかさを演出できる。植物の世話が苦手な場合は、人工のものが適している
・アート作品
英字のポスターや写真は空間に統一感を与え、アーティスティックな魅力を引き立てる
質問2.ブルックリンスタイルとインダストリアルの違いは?
ブルックリンスタイルと近いテイストとして挙げられるのが「インダストリアルスタイル」です。このスタイルは、工業的な機能美を取り入れ、無骨でありながら実用性に優れたデザインです。
スチールやコンクリートなどの無機質な素材に、古びた風合いやユーズド感のある要素を組み合わせるため、冷たさの中に温かみを感じる空間が生まれます。一方、ブルックリンスタイルはインダストリアル要素をベースに、さらにヴィンテージ感の強いアイテムを加えたのが特徴です。
剥き出しの配管や鉄骨を活用しながら、古い家具やアクセサリーを組み合わせて、重厚感と個性が際立つインテリアを実現しています。どちらも倉庫や工場のリノベーションから、着想を得たスタイルです。
質問3.ブルックリンスタイルの家にするための外観の工夫は?
ブルックリンスタイルの外観を実現するには、ダークカラーと素材感のあるデザインが鍵です。ダークグレーやネイビーの外壁を基調に、ラップサイディングやレンガ調タイルを組み合わせると、シックで重厚な印象を与えられます。
レンガ調タイルは、エッジが不揃いでアンティーク風のものを選ぶと、ヴィンテージ感が増します。また、アイアン素材を取り入れると、工業的な無骨さとモダンさが演出できるため、おすすめです。
エイジング加工が施されたアイアンをアクセントに使うと、時間を経た風合いが空間に深みを与えます。このような素材とカラーの組み合わせにより、ブルックリンスタイル特有の温かみと洗練さが感じられる外観を作り出せます。
まとめ
本記事では、ブルックリンスタイルの概要や必要な要素をご紹介しました。
ブルックリンスタイルは、ニューヨーク・ブルックリン地区の倉庫や工場をリノベーションしたインテリアがルーツの、ヴィンテージ感とモダンさを融合させたスタイルです。
ブルックリンスタイルの空間づくりでは、ブラックやブラウン、グレーといった深みのある色合いやレンガを取り入れ、素材感を生かしたインテリアと合わせると、落ち着きのある空間が完成します。
さらに、配管やダクトをあえて見せたり、内装をコンクリート打ちっぱなしにしたりすると、工場や倉庫のような雰囲気を再現できます。マットなブラックアイアンや無垢材との相性も抜群です。
ブルックリンスタイルは、広い倉庫や工場をリノベーションして作られたルーツがあるため、天井を高くして開放的な間取りが理想的です。フローリングは、深い色合いや木目がはっきりとした素材を選び、貼り方にも工夫しましょう。
これらを組み合わせると、スタイリッシュで居心地のよいブルックリンスタイルを実現できます。
なお、「サイエンスホーム岡山店」は、ひのきの家や真壁づくりといった日本の伝統的な技法と、現代の高気密・高断熱技術を融合させた家づくりが特徴です。家づくりをご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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