吹き抜けのある家の不安解消!後悔しないための5つの寒さ対策
「吹き抜けのある家」と聞くと、天井が高く、明るい光が差し込む開放的なリビングを想像しますよね。しかし「冬は寒いのではないか」「エアコン代が高くつきそう」「音が響いてプライバシーは大丈夫?」といった不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
せっかくのマイホームで後悔したくないという気持ちは当然です。吹き抜けの快適さは、設計段階での「対策」で決まります。以下のように、家の断熱性・気密性や、空気の流れをどうコントロールするかの対策が大切です。
・対策①家の断熱性・気密性を最高レベルにする
・対策②高性能な窓とサッシを選ぶ
・対策③シーリングファンで空気を循環させる
・対策④床暖房や全館空調を検討する
・対策⑤日射をコントロールする窓の配置
この記事を読めば、吹き抜けのメリットやデメリット、寒さを対策、快適さを高めるポイントをご紹介します。また、よくある質問も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

吹き抜けのある家のメリット・デメリット

吹き抜けのある家の一般的なメリットとデメリットを整理しておきましょう。対策を講じれば、デメリットは最小限に抑えられます。
メリット①圧倒的な開放感と明るさ
吹き抜け最大の魅力は、縦方向への視線の抜けによる圧倒的な開放感です。同じ床面積の部屋でも、吹き抜けがあるだけで空間が格段に広く感じられます。
また、高い位置に窓(高窓)を設置できるため、1階の奥まで自然光が届きやすく、日中は照明が不要なほど明るい空間を作れます。住宅密集地や北向きの土地でも、採光を確保しやすいのが強みです。
メリット②家族のつながりとデザイン性
1階と2階が空間的につながると、家族が別の階にいても気配を感じやすくなります。リビング階段と組み合わせると「どこにいても家族とつながっている」という安心感が生まれ、コミュニケーションが活発になります。
デザイン面でも、リビングの象徴的な空間となるでしょう。シーリングファンやおしゃれなペンダントライト、スケルトン階段などを組み合わせると、非常にスタイリッシュな空間演出が可能です。
デメリット①光熱費とスペースの問題
対策をしない場合、冷暖房効率が悪くなり光熱費が高額になるリスクがあります。上下の温度差が大きくなり、特に冬場は暖房が効きにくい状態になります。
また、吹き抜けを設ける分、2階の床面積が減るため、部屋数や収納スペースが圧迫される可能性があるでしょう。家族構成や将来設計を考慮し、必要な居住スペースを確保した上で計画する必要があります。
デメリット②プライバシーとメンテナンスの課題
音や匂いが伝わりやすいのは、裏返せばプライバシーの確保が難しいという意味です。家族間であっても、生活リズムの違い(夜勤、受験勉強など)がある場合は配慮が必要です。
また、高い場所にある窓の掃除や照明の交換には配慮が必要になります。専用の道具が必要になったり、業者に依頼するコストがかかったりする点を、あらかじめ理解しておきましょう。
吹き抜けのある家で後悔しないための5つの寒さ対策

吹き抜けのある家で最も多く聞かれる後悔が「冬の寒さ」です。暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へと移動する性質があるため、対策をしないと1階の足元が冷えやすくなります。
しかし、以下の対策をすれば快適に過ごせます。
対策①家の断熱性・気密性を最高レベルにする
家そのものの「断熱性」と「気密性」を高めるのが最も重要です。高気密・高断熱の住宅は、外の冷たい空気の侵入を防ぎ、室内の暖かい空気を外に逃しにくくします。
これにより、吹き抜けのような大空間でも魔法瓶のように温度を一定に保ちやすくなります。ハウスメーカーや工務店を選ぶ際には、断熱性能を示すUA値や気密性能を示すC値といった数値を確認しましょう。
なお、UA値については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
関連記事:【5分でわかる】UA値とは?C値やQ値との違いや算出方法を詳しくご紹介!
対策②高性能な窓とサッシを選ぶ
吹き抜けに設置する大きな窓は、熱が最も逃げやすい場所です。窓の性能が低いと、そこからどんどん冷気が伝わり、暖房効率が著しく低下します。
窓ガラスは、2枚のガラスで層を作る「ペアガラス」や、3枚の「トリプルガラス」を選びましょう。さらに、サッシ(窓枠)の素材も、アルミ製より断熱性が高い「樹脂サッシ」や「木製サッシ」を選ぶのが寒さ対策には不可欠です。
対策③シーリングファンで空気を循環させる
シーリングファンは、吹き抜けの寒さ対策に非常に効果的なアイテムです。冬場は、天井付近に溜まった暖かい空気をシーリングファンでゆっくりとかき混ぜ、1階の床面へと循環させると、上下の温度差を少なくできます。
暖房効率が上がるため、光熱費の節約にもつながります。夏場は逆に回転させると、床付近の冷たい空気を循環させ、体感温度を下げられるでしょう。
なお、シーリングファンを利用する際の正しい回転方向について知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
関連記事:シーリングファンを夏や冬に利用する際の正しい回転方向とは?回転方向の変え方もご紹介!
対策④床暖房や全館空調を検討する
足元から直接暖める「床暖房」は、寒さ対策として非常に有効です。冷たい空気が溜まりやすい1階の床面から暖めると、部屋全体が均一に暖まります。また、家全体の温度を一定に管理する「全館空調システム」も、高気密・高断熱住宅との相性が抜群です。
初期費用はかかりますが、部屋ごとの温度差(ヒートショックのリスク)がなくなり、吹き抜けがあっても家中どこでも快適に過ごせます。
対策⑤窓の配置で日射をコントロールする
窓の配置を工夫し、自然のエネルギー(太陽光)を賢く利用しましょう。冬は、太陽の位置が低いため、南側に大きな窓を設けると室内の奥まで日差しが入り、部屋を暖めてくれます。
一方で、夏は、太陽の位置が高いため、軒(のき)や庇(ひさし)を深く設計し、強い日差しが室内に入るのを防いで室温の上昇を抑えられます。
快適さを高める3つのポイント

寒さ対策とあわせて、快適な吹き抜け空間を実現するために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
ポイント①音と匂いの伝わり方を設計で制御する
吹き抜けは空間がつながっているため、音や匂いが家全体に伝わりやすいです。1階のリビングのテレビの音や話し声、キッチンの料理の匂いが2階の寝室や子供部屋に筒抜けになる可能性があります。
対策として、寝室や書斎など静かに過ごしたい部屋は、吹き抜けからあえて離れた位置に配置する間取りが有効です。また、壁に吸音材や遮音材を使用したり、高性能な換気扇を設置したりする対策も検討しましょう。
ポイント②照明計画で掃除の手間を減らす
吹き抜けの高い位置にある窓や照明は、掃除や電球交換が大変です。高所での作業は危険も伴うため、設計段階でメンテナンス性を考慮しておく必要があります。
照明は、天井に直接埋め込むダウンライトを避け、壁付けのブラケットライトにすると交換が容易です。また、昇降機能付きのペンダントライトを選ぶ方法もあります。窓の掃除は専門業者に依頼する前提で計画を立てるのも一つの手です。
ポイント③構造計算で耐震性を確保する
吹き抜けを設けると、2階の床面積が減るため、家の構造的な強さに影響が出る場合があります。大きな吹き抜けを希望する場合、水平方向の力(地震や台風)に対する強度が不足しないよう、十分な構造計算が必要です。
耐震性を確保するために、あえて太い梁(はり)を見せるデザインにしたり、耐力壁を適切に配置したりするなど、工夫が求められます。
なお、耐震等級については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
関連記事:耐震等級とは?3つの等級や耐震等級が高い住宅を建てるメリットをご紹介!
サイエンスホーム岡山店が選ばれる3つの理由

吹き抜けのある家づくりには、高い住宅性能と設計ノウハウが求められます。ここでは、快適な家づくりを実現するサイエンスホーム岡山店の特徴をご紹介します。
理由①ひのきの家
ひのきは「木の王様」と称され、五感で自然の癒しを実感できます。古来より香りや触り心地が人に安らぎを与えており、森林浴を思わせるような空間で日々の生活に温もりを感じられるためです。
サイエンスホームの家は、無垢の国産ひのきを贅沢に使用しています。【素材の美しさを保ちつつ、触れる楽しさや香りに包まれる心地よさを追求しており、ストレスフルな現代において心の癒しとなります。
理由②真壁づくり
「真壁づくり」は、柱や梁を室内に見せる日本の伝統工法です。構造材をあえて見せると、木の温もりを視覚や触覚で直接楽しめます。さらに、木が持つ調湿性により、室内は快適な湿度が保たれます。
サイエンスホームの「真壁づくりの家」は、この木の質感や吸湿性を最大限に活かしています。さらに、施工効率と価格の手頃さを両立した点が高く評価され、2015年にグッドデザイン賞を受賞しました。
理由③性能と品質
高気密・高断熱仕様の外張り断熱により、一年中快適な暮らしを実現します。軸組とパネルを組み合わせたハイブリッド工法は、耐久性と安定性のある強固な構造も可能です。
内部建具や床には無垢材を使用し、自然素材ならではの温かみを感じられます。さらに、吹き抜け空間とも相性が良く、明るさと開放的な室内をもたらして、居心地の良い空間を作り上げます。
吹き抜けのある家についてよくある3つの質問

最後に、吹き抜けのある家に関してよくある質問をご紹介します。それぞれ詳しくみていきましょう。
質問①吹き抜けとリビング階段の相性は?
非常に相性がよい組み合わせです。吹き抜けとリビング階段を組み合わせると、視線が縦横に広がり、さらなる開放感を演出できます。また、家族が顔を合わせる機会が自然と増え、コミュニケーションが取りやすくなる点も大きなメリットです。
ただし、音がより伝わりやすくなるため、寒さ対策とあわせて音の対策も重要になります。
質問②おしゃれに見せる照明のコツは?
空間の高さを活かした「多灯分散」がおすすめです。部屋全体を一つの照明で照らさずに、複数の照明を組み合わせましょう。
ペンダントライト、ブラケットライト(壁付け照明)、間接照明、スポットライトなどを使い、空間に陰影と立体感を持たせます。壁面を照らす間接照明やスポットライトは、天井の高さを強調し、雰囲気のある空間を演出できます。
質問③吹き抜けの費用相場はどれくらい?
吹き抜け自体の費用は、数万円から数十万円程度が一般的ですが、一概には言えません。費用は、吹き抜けの面積、設置する窓の大きさや数、補強が必要な構造計算、足場の設置費用などによって大きく変動します。
また、シーリングファンや高性能な窓、全館空調などを導入する場合、それらの設備費用が追加でかかります。トータルコストで考える必要があるでしょう。
対策を万全にして理想の吹き抜けのある家を実現しよう!

吹き抜けのある家は、適切な対策さえ講じれば、デメリットを上回る多くの魅力を持つ空間です。後悔している多くの方は、設計段階の配慮不足や、住宅の基本性能(断熱・気密)が低い点に起因しています。
今回ご紹介した、後悔しないための寒さ対策と合わせて、快適さを高める3つのポイントも忘れないようにしましょう。
・ポイント①音と匂いの伝わり方を設計で制御する
・ポイント②照明計画で掃除の手間を減らす
・ポイント③構造計算で耐震性を確保する
これらの対策をしっかりと行い、経験豊富な工務店と相談すれば、開放的で明るく、一年中快適な吹き抜けのある家を実現できます。なお「サイエンスホーム岡山店」は、ひのきの家や真壁づくりといった日本の伝統的な技法が特徴です。
これに現代の高気密・高断熱技術を融合させた家づくりを行っています。家づくりをご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 ⇒サイエンスホーム岡山店への相談はこちら

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