お知らせ

岡山県でログハウスを建てたいと考えている方で、どの住宅メーカーを選ぶべきか迷っている方もおられるのではないでしょうか。ログハウスは、木の温かみを感じられる住まいとして人気がありますが、メーカーによって提供されるデザインやサービスが異なります。

本記事では、岡山でログハウスが建てられるおすすめの住宅メーカーやログハウスの特徴をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ログハウスとは？

ログハウスとは、丸太を使用して建てられた住宅です。主に自然の木材を使用しているため、木の温もりや独特の風合いを感じられるのが特徴です。

丸太を組み合わせて造るため、断熱性や耐久性にも優れており、寒冷地などでも快適に過ごせる構造になっています。自然と調和した暮らしを求める方に人気があり、リゾート地や別荘として利用される場合も多いです。

一般的な木造住宅の違い

ログハウスと日本の在来工法の違いは、構造と材料の使用方法です。ログハウスは丸太を積み重ねて壁を形成しており、建物全体が木材で構成されています。

一方、在来工法は柱と梁で支える枠組みを作り、壁には別の材料を使用するため、木材の使用量は抑えられます。また、在来工法は間取りの自由度が高く、将来的な改装がしやすい点がメリットです。

なお、岡山で木の家の施工実績が豊富なハウスメーカーは、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事：岡山で木の家の施工実績が豊富なハウスメーカー7選｜木の家のメリット・デメリットもご紹介！

ログハウスの特徴は5つ

次は、ログハウスの特徴について解説します。

・調湿効果がある

・耐火性が高い

・耐久性が高い

・リラックス効果がある

・セトリングが起きやすい

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.調湿効果がある

自然素材である木材の持つ調湿機能によって、室内環境を快適に保てます。木材は、湿度が高いときには余分な水分を吸収して、乾燥した環境では蓄えた水分を放出するのが特徴です。

この特性により、ログハウス内の湿度は安定して、過度な乾燥や湿気から住居を守ります。これにより、心地よい空間が保たれ、健康的で快適な生活をサポートしてくれます。

2.耐火性が高い

ログハウスは外観から火災に弱いと思われがちですが、実際には高い耐火性を持っています。太い木材を使用すれば、火がついてもすぐに燃え広がることはなく、表面が炭化して内部の燃焼を遅らせる効果があります。

また、燃えても有毒ガスが発生しないため、ほかの建材に比べて安全性が高いです。このように、ログハウスは見た目以上に火災対策がしっかりとされている建物です。

3.耐久性が高い

木材は自然素材であるため、一般的には劣化しやすいというイメージを持たれがちですが、実際には長期間にわたって使用できる素材です。たとえば、日本にある正倉院は8世紀に建造された木造建築で、1200年以上も存在しています。

このように、適切なメンテナンスをすれば、ログハウスは数百年にもわたって住み続けられるほどの耐久性を持つ、魅力的な住宅です。

4.リラックス効果がある

木材から発散される「フィトンチッド」という成分には、自律神経を整える効果があり、森のなかで感じる癒しと同様の効果があります。ログハウスの内装に囲まれると、自然のアロマテラピーを受けているような感覚です。

また、木の年輪や木目が描くやわらかな曲線は、視覚的にも心を落ち着ける作用があります。自然素材の持つ「1/fのゆらぎ」が、安らぎとリラックスを提供してくれます。

5.セトリングが起きやすい

セトリングとは、ログ材が時間経過とともに乾燥するため、徐々に収縮して、ログ材の重みによって建物全体が沈む現象です。ログハウスでは、このセトリングに対応するために、さまざまな工夫が施されています。

たとえば、ログエンドには通しボルトが使用され、建具の上部にはセトリングスペースと呼ばれる空間が設けられています。また、柱にはジャッキボルトを取り付けるのが一般的です。

岡山でログハウスが建てられるおすすめの住宅メーカー5選

次は、岡山でログハウスが建てられるおすすめの住宅メーカーについて紹介します。

・株式会社ハウスジャパン（サイエンスホーム 岡山店）

・株式会社オーネスト

・室田建設株式会社

・株式会社スケッチ

・マシュハウス株式会社

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.株式会社ハウスジャパン（サイエンスホーム 岡山店）

参考：株式会社ハウスジャパン（サイエンスホーム 岡山店）

「サイエンスホーム」では、無垢の国産ひのきを使用した「真壁づくり」にこだわり、日本の伝統工法を採用しています。木の温もりを室内でも存分に感じられる設計で、視覚的にも触覚的にも癒される空間が特徴です。

また、木材が湿度を自然に調整してくれるため、快適な空気環境が保たれます。自然と共存する住まいを求める方にぴったりの住宅メーカーです。

2.株式会社オーネスト

参考：株式会社オーネスト

「株式会社オーネスト」のログハウスは、フィンランドから材料を輸入しており、独自性が際立っています。フィンランドにある自社工場で、壁材となるログ、木製の窓やドア、天井や床の部材が製造され、日本へ届けられているのが特徴です。

また、高い品質と安定した技術力は、多くのログハウスメーカーのなかでも評価されており、信頼性の高い製品を提供し続けています。

3.室田建設株式会社

参考：室田建築株式会社

「室田建設株式会社」では、顧客のニーズに応じた完全自由設計のログハウスを提供しています。日本の気候や住んでいる地域に対して最適なプランを提案して、ハンドカットやマシンカット、ポスト＆ビーム、ティンバーフレームなどのさまざまな工法に対応可能です。

また、使用する木材は、中国から直接輸入しており、仲介を省いてコストを削減しています。現場での作業はすべて自社施工にて実施されており、建築中の変更や細かい要望にも柔軟に対応できます。

4.株式会社スケッチ

参考：株式会社スケッチ

「株式会社スケッチ」は、独自のデザインと職人技が光るログハウスを提供しています。ハンドカットやマシンカット、P&B（ポスト＆ビーム）など、多様な工法で顧客の要望に応じた住まいを実現します。

また、国産材や海外材を使用し、ログビルダーが丁寧に仕上げるため、温かみのある住空間が特徴です。さらに、原木選定へ顧客が参加できる体験型の家づくりも魅力です。

5.マシュハウス株式会社

参考：マシュハウス株式会社

「マシュハウス株式会社」は、12種類のハウスプランが用意されており、平屋タイプも選択可能です。耐震等級は最高レベルの「等級3」、断熱性能は優れたUA値0.56以下を達成しており、地震に強く、省エネ性能も高い住宅を提供しています。

また、国内提携工場でログ材を加工するため、納期が安定しており、スムーズなスケジュールでの入居ができます。国産ひのきやウエスタンレッドシダーの美しい木材を使った、快適なログハウスが魅力です。

岡山 ログハウスでよくある3つの質問

最後に、岡山 ログハウスでよくある質問について紹介します。

・質問1.ログハウスの種類とは？

・質問2.ログハウスの耐久年数は？

・質問3.ログハウスの価格相場は？

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.ログハウスの種類とは？

ログハウスには、使用するログ材によって大きく2種類に分けられます。

・ハンドカット・ログハウス

職人がチェーンソーを使い手作業で加工するログハウス。自然な丸太の風合いが魅力で、丸太の直径が30cm以上にもなる場合があり、存在感が際立つ

・マシンカット・ログハウス

機械で均一に加工されたログ材を使用する。品質が安定しており、四角いログ材を使うのが一般的なため、デザインの幅が広く、塗装などの仕上がりも美しく整う

質問2.ログハウスの耐久年数は？

ログハウスの耐久性は非常に高く、歴史的な建築物でも優れた持久力が証明されています。たとえば、奈良県の正倉院は日本最古のログハウスとも言われ、759年に建てられてから維持され続けています。

また、ヨーロッパでも築200年～300年経過したログハウスがあり、現在も使われているログハウスも少なくありません。適切なメンテナンスをすれば、ログハウスは一般的な住宅を上回る耐久性を発揮します。

質問3.ログハウスの価格相場は？

ログハウスの建築費用は、面積や設計プラン、使用する木材の種類などにより異なります。一般的な目安として、100平方メートルのログハウスで約1,500万円、150平方メートルでは約2,000万円の予算が必要です。

さらに、1坪あたりの価格は約50万円とされています。また、セルフビルドを選ぶと、費用を削減できる可能性がありますが、手間や時間がかかるため注意しなければなりません。

まとめ

本記事では、岡山でログハウスが建てられるおすすめの住宅メーカーやログハウスの特徴をご紹介しました。

ログハウスは、一般的な木造住宅と異なり、丸太を積み上げて建てられるため、調湿効果や耐火性、耐久性に優れています。さらに、木の香りや質感によるリラックス効果も特徴のひとつです。

しかし、木材が縮む現象であるセトリングが発生しやすいため、施工方法には注意が必要です。また、岡山には多数のログハウスを建てられる住宅メーカーがあります。

木材の直接輸入や自社工場、デザインの柔軟性、得意な工法など、それぞれのメーカーにこだわりがあるため、見学や住宅展示場で自分の理想にあったハウスメーカーを見つけてみてください。