高気密・高断熱で年中快適!快適な家を作る3つのポイント
高気密、高断熱の家を検討されている方で、「本当に冬は暖かくて夏は涼しいの?」「光熱費が安くなるって本当?」と疑問に感じている方もおられるのではないでしょうか。
実は、住宅の性能は、家族の健康寿命や生涯の家計に直結する非常に大切な要素となります。以下が高気密・高断熱の家のメリットです。
・メリット①ヒートショックのリスクを軽減し健康を守る
・メリット②冷暖房効率が上がり光熱費を大幅に削減できる
・メリット③結露を防ぎ家の耐久性を高める
この記事では、高性能な住宅のメリットから、高気密・高断熱の家を建てるステップ、選ばれる理由、施行方法までを解説します。また、よくある質問も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

快適な暮らしを実現する高気密・高断熱の3つのメリット

高性能な住宅は単に「暖かい・涼しい」だけではありません。住む人の健康や家計、家の寿命にまで深く関わっています。ここでは、メリットについて解説していきます。
メリット①ヒートショックのリスクを軽減し健康を守る
メリットとして、家の中の温度差がなくなる点があげられます。冬場の脱衣所や浴室で起こりやすい「ヒートショック」は、急激な温度変化によって血圧が乱高下して、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす現象です。
消費者庁のデータによると、高齢者の不慮の溺水事故の多くが冬場に発生しており、その主な原因がヒートショックであると推測されています。断熱性能を高めれば、部屋ごとの温度差が解消され、家族の命と健康を守れます。
参考:「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故にご注意ください」|消費者庁
メリット②冷暖房効率が上がり光熱費を大幅に削減できる
気密性と断熱性が高い家は、魔法瓶のような構造になっています。一度適温になった室内の空気は外に逃げにくいため、少ないエネルギーで快適な温度の維持が可能です。
資源エネルギー庁の資料でも、住宅の省エネ化は光熱費削減に直結すると示されています。初期費用がかかったとしても、月々のランニングコストを抑えられるため、長期的な視点で見ると経済的なメリットが非常に大きいといえます。
メリット③結露を防ぎ家の耐久性を高める
結露は、カビやダニの発生原因になるだけでなく、壁の中の木材を腐らせ、家の寿命を縮める大敵です。高気密・高断熱の住宅は、壁の表面温度が下がりにくいため、結露の発生を大幅に抑制できます。
さらに、適切な計画換気と組み合わせれば、室内の空気は常に新鮮です。構造躯体を健康な状態に保てるため、資産価値の高い家を長く維持できます。
なお、結露については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:結露とは?発生のメカニズムや放置するリスク、防ぐ方法まで詳しくご紹介します!
失敗しない高気密・高断熱住宅を建てる3つのステップ

高性能な家づくりを成功させるためには、曖昧なイメージではなく、客観的な数値や仕様の確認が大切です。ここでは、具体的な確認ステップを紹介します。
ステップ①Ua値とC値の基準を確認する
住宅の性能を判断する際は、必ず数値を確認しましょう。断熱性能を表す「Ua値(外皮平均熱貫流率)」は、数値が小さいほど熱が逃げにくい指標です。気密性能を表す「C値(相当隙間面積)」は、数値が小さいほど隙間が少ない状態を示します。
◆性能値の目安表
| 指標 | 意味 | 目標とすべき水準の例 |
| Ua値 | 断熱性能(熱の逃げにくさ) | ZEH基準(0.6以下など地域による) |
| C値 | 気密性能(隙間の少なさ) | 1.0以下(理想は0.5以下) |
ハウスメーカーや工務店を選ぶ際は「標準仕様でのUa値とC値はどれくらいですか?」と質問してみてください。明確な回答が得られる会社は、性能への意識が高いといえます。
なお、UA値については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【5分でわかる】UA値とは?C値やQ値との違いや算出方法を詳しくご紹介!
ステップ②換気システムの性能をチェックする
気密性が高い家では、機械による計画的な換気が不可欠です。換気システムには主に「第1種換気」と「第3種換気」がありますが、高気密住宅の性能を最大限に活かすなら「熱交換型の第1種換気」が推奨されます。
熱交換型とは、排気する空気から熱を回収して、外から取り込む空気にその熱を移して室内に戻す仕組みです。これにより、冬の冷たい外気がそのまま入ってくるのを防ぎ、冷暖房効率の低下を抑えられます。
ステップ③施工精度の高い会社を選ぶ
どれだけよい設計や高性能な断熱材を使っても、現場の職人の腕が悪ければ、隙間だらけの家になってしまいます。気密性能(C値)は、現場での丁寧な施工が数値を左右します。
施工中の現場を見学させてもらったり、気密測定(C値の測定)を実施しているかを確認したりしてください。全棟気密測定を行っている会社であれば、施工精度に自信を持っている証拠であり、安心して任せられます。
高気密・高断熱の家が選ばれる3つの理由

多くの人が家づくりで性能を重視するようになっています。ここでは、なぜ今、高性能住宅が選ばれているのか、その背景にある具体的な理由を解説します。
理由①一年中「春」のような快適さが続く
高性能住宅なら、就寝前に暖房を切っても朝まで暖かさが残ります。夏場も同様に、帰宅した瞬間にムッとするような熱気がなく、室内は爽快な空間です。
外の気温に左右されず、一年中Tシャツ1枚で過ごせるような、ストレスフリーな環境が手に入ります。この圧倒的な「暮らしの質」の向上が、選ばれる理由です。
理由②外部の騒音を遮断し静かな環境が得られる
気密性が高ければ、音の出入りも少なくなります。車の走行音や近隣の生活音などの騒音が気になりにくく、逆に家の中の音(子どもの泣き声や楽器の音など)も外に漏れにくくなります。
静寂な室内環境は、睡眠の質を高めたり、在宅ワークに集中したりするのに最適です。プライバシーが守られ、落ち着きのある生活空間を実現できます。
理由③CO2排出を削減し地球環境に貢献できる
世界的に脱炭素社会(カーボンニュートラル)への動きが加速しています。家庭からのCO2排出量は、冷暖房のエネルギー消費が多いです。
しかし、高気密・高断熱住宅はエネルギー消費を最小限に抑えるため、住むだけで環境保護に貢献できます。環境省も「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策」を強く推進しており、補助金などの優遇措置も充実してきています。
出典:「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」|環境省
高断熱住宅の施工方法の種類

高気密・高断熱な家を実現するためには、断熱材の種類だけでなく「どの場所にどう施工するか」という工法が大切です。施工方法は大きく分けて「充填断熱工法」と「外張断熱工法」の2種類があり、それぞれの特徴やコスト感の違いについて比較した表が以下のとおりです。
◆断熱工法の比較表
| 特徴 | 充填断熱工法(内断熱) | 外張断熱工法(外断熱) |
| 施工場所 | 柱と柱の間 | 柱の外側 |
| 気密性 | 施工精度に大きく左右される | 確保しやすい |
| コスト | 比較的安い | やや高い |
| 結露リスク | 壁内で発生する可能性がある | 構造体が冷えにくく発生しにくい |
それぞれの施工方法について、詳しく解説していきます。
施工方法①充填断熱工法
日本の住宅で一般的に採用されている方法が「充填断熱工法」です。柱や間柱の間に断熱材(グラスウールやロックウールなど)を隙間なく敷き詰める手法で、内断熱とも呼ばれます。
壁の内部空間を利用して断熱材を入れるため、壁が厚くなりすぎず、室内空間や敷地を有効に使えます。また、昔からある工法のため多くの業者が対応可能で、比較的コストを抑えて施工できる点が特徴です。
しかし、柱や筋交い(補強材)がある部分は断熱材が途切れてしまうため、熱の出入り口(熱橋)ができやすくなります。施工スキルが未熟だと隙間ができ、壁内結露の原因になるため、高い施工精度が必要不可欠です。
施工方法②外張断熱工法
家の骨組み(柱や梁)の外側から、断熱材で家全体をすっぽりと包み込む方法が「外張断熱工法」です。柱の外側で断熱ラインを作るため、断熱材が途切れる箇所がほとんどありません。
最大のメリットとして、家全体が魔法瓶のような状態になり、非常に高い気密性と断熱性を確保しやすい点があげられます。構造材が外気の影響を受けにくいため、壁の中での結露(壁内結露)のリスクも大幅に低減して、家の耐久性が向上します。
充填断熱に比べてコストは高くなる傾向にありますが、性能の安定性や建物の長寿命化を重視する場合、メリットの大きい工法です。
なお、外張り断熱工法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:外張り断熱工法とは?メリット・デメリットやよくある質問まで詳しくご紹介します!
高気密・高断熱の木の家ならサイエンスホーム岡山店

サイエンスホーム岡山店は、日本の伝統的な美しさと最新の技術を融合させた家づくりを提供しています。以下が選ばれる理由です。
理由①五感で癒やされる「ひのきの家」
「木の王様」と称されるひのきを、贅沢に使用しています。玄関を開けた瞬間に広がる爽やかな香りと、無垢材ならではの優しい肌触りは、まるで毎日森林浴をしているかのような安らぎを与えてくれます。
ストレスフルな現代において、家は心を癒す場所であるべきです。サイエンスホームの家は、見て、触れて、香りで感じる「五感育ち」の住まいを提供し、暮らしそのものを豊かにします。
理由②グッドデザイン賞受賞の「真壁づくり」
柱や梁を壁で隠さず、あえて室内見せる日本の伝統工法「真壁(しんかべ)づくり」を採用しています。木が空気に触れているため、木本来の「調湿効果」が最大限に発揮され、室内は常に快適な湿度に保たれます。
この「真壁づくりの家」は、木の美しさと機能性を活かしつつ、施工の合理化によって手の届きやすい価格を実現した点が評価され、2015年にグッドデザイン賞を受賞しました。
理由③外張り断熱×ハイブリッド工法の「性能と品質」
家全体を断熱材で包み込む「外張り断熱」を採用しているため、高気密・高断熱を実現しており、一年中Tシャツ一枚で過ごせるほどの快適さを提供します。さらに、構造面では「軸組」と「パネル」を組み合わせたハイブリッド工法を採用しています。
吹き抜けのある開放的な大空間を作りながらも、地震に強い強固な構造を実現しています。人と環境に優しい無垢の建具や床材も標準仕様で、妥協のない品質を誇ります。
家づくりをご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。⇒サイエンスホーム岡山店への相談はこちら
高気密・高断熱の家づくりでよくある3つの質問

高気密・高断熱の家づくりでよくある質問をご紹介します。それぞれ詳しくみていきましょう。
質問①高気密高断熱の家は建築費用が高くなりますか?
一般的な住宅と比較して、高性能な断熱材やトリプルガラスなどのサッシ、隙間を埋める丁寧な気密施工が必要となるため、初期の建築費用は高くなる傾向にあります。
しかし、入居後の冷暖房効率が劇的に向上して、毎月の光熱費を大幅に削減できる点が大切です。30年以上の長いスパンで見れば、トータルコストは一般的な住宅より安くなるケースも多いです。さらに、健康面でのメリットも考慮すれば投資価値は十分に高いといえます。
質問②気密性が高いと息苦しくなったりしませんか?
「密閉されて空気がこもる」と誤解されがちですが、実際は逆です。気密性が高いからこそ、24時間換気システムが計画通りに機能して、家中の空気を常に新鮮な状態に入れ替えられます。
一方、隙間が多い家では、換気経路が乱れて空気が淀んでしまう場合があります。高気密住宅は、計算通りにきれいな空気が循環するため、息苦しさはなく、むしろ一般的な住宅よりも空気環境は清潔で快適です。
質問③高気密、高断熱の家は乾燥しやすいですか?
冬場は室温が高く保たれるため、相対湿度が下がり、乾燥を感じやすくなるのは事実です。しかし、これは断熱性能が高く、暖房効率がよいことの裏返しでもあります。
気密性が高いため、一度加湿すれば水分が隙間から逃げにくく、加湿器の効果は非常に高まります。また、無垢材などの調湿作用のある自然素材を取り入れた家であれば、木が湿度を調整してくれるため、過度な乾燥を防ぎやすいです。
性能にこだわって理想のマイホームを実現しよう!

高気密・高断熱の住宅は、家族の健康を守り、経済的なゆとりを生み出して、地球環境にも優しい選択です。高気密・高断熱住宅を建てるには、以下のステップで進めましょう。
・ステップ①Ua値とC値の基準を確認する
・ステップ②換気システムの性能をチェックする
・ステップ③施工精度の高い会社を選ぶ
これらのステップを意識して、信頼できるパートナーを見つけるのが成功への近道です。性能のよい家は、日々のストレスを減らして、家族の笑顔を増やしてくれる存在です。
また、高性能な住宅を建てる際には、国や自治体からの補助金が活用できる場合があります。信頼できるハウスメーカーを見つけて、賢く理想の住まいを実現してください。一年中快適な「春」のような暮らしを手に入れましょう。
なお「サイエンスホーム岡山店」は、ひのきの家や真壁づくりといった日本の伝統的な技法と、現代の高気密・高断熱技術を融合させた家づくりが特徴です。家づくりをご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。⇒サイエンスホーム岡山店への相談はこちら

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