家族を守る!シックハウス症候群の原因と3つの対策
シックハウス症候群とは、建材や家具から発生する化学物質、カビ、ダニが原因で発症する健康被害です。家族のために建てる家が、体調不良の原因になるような事態を避けるために対策しなければなりません。
住まいは、家族が安心して深呼吸できる場所であるべきです。健康な暮らしを実現するためには、以下の対策を意識して行いましょう。
・対策①天然の無垢材を使用する
・対策②効果的な換気を行い空気を循環させる
・対策③化学物質を抑えた自然塗料を選ぶ
この記事では、シックハウス症候群から家族を守る対策や原因、ひのきとの相性を包括的に紹介します。また、よくある質問も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

家族をシックハウス症候群から守るための3つの対策
家族が毎日を健やかに過ごすためには、目に見えない室内の空気環境にこそ細心の注意を払う必要があります。それぞれの対策を確実に踏むことで、家族が安心して深呼吸できる理想の住まいが現実のものとなります。
◆家族をシックハウス症候群から守るための3つの対策の概要図

それぞれについて詳しくみていきましょう。
対策①天然の無垢材を使用する
床や壁に天然の無垢材を採用することは、シックハウス対策の第一歩です。無垢材は、加工工程で化学物質を含む接着剤をほとんど使用しないため、ホルムアルデヒドの発散を最小限に抑えられます。
また、足裏から伝わる木のぬくもりは、冬場の冷えを軽減して、血行を促進する効果も期待できるに違いありません。素足で歩くたびに木の香りに包まれる生活は、精神的なストレスを軽減して、免疫力の向上にも寄与します。
なお、無垢材のメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:無垢材のメリット・デメリットとは?種類ごとの特徴や選ぶポイントを詳しく解説します!
対策②効果的な換気を行い空気を循環させる
シックハウス症候群を予防するには、換気をしてカビやダニの予防、化学物質の濃度を軽減する必要があります。24時間換気システムの稼働を義務化されている設備は、必ず常時ONにしておきましょう。
また、機械換気だけに頼るだけでなく、天気のよい日には窓を開けて風を通す自然換気も併用すると非常に効果的です。入居前後の数か月間は、1時間に1回程度の割合で積極的に窓開けや換気をしましょう。
高温多湿の時期には、北側の押し入れ、タンスやソファの裏側の壁、バスルーム、洗面所などは、湿気がたまりやすくなります。このため、定期的に湿気がたまりやすい場所も換気を行うようにしてください。
どれほど優れた建材を使用しても、人の呼吸や生活習慣によって発生する二酸化炭素や湿気を排出できなければ、健康な環境とはいえません。
対策③化学物質を抑えた自然塗料を選ぶ
木材の表面を保護するために塗るオイルやワックスも、植物由来の自然塗料に限定する必要があります。一般的な石油系の塗料は、膜を張って木の呼吸を止めてしまいますが、自然塗料は木の中に浸透して、その機能を損ないません。
ひまわり油や亜麻仁油を主成分とした塗料であれば、万が一小さな子どもが床を舐めてしまっても安心です。細部まで自然由来の素材にこだわり、住まい全体の安全性を確固たるものにしていきましょう。
シックハウス症候群とひのきの家の相性がよい3つのメリット
健康を最優先に考える住まいづくりにおいて、ひのきという素材はシックハウス対策と極めて高い親和性を持っています。なぜ多くのプロがひのきを推奨するのか、その理由は素材が持つ物理的・化学的な特性にあります。ここでは、ひのきの家がシックハウス対策に最適であるメリットを解説します。
メリット①有害物質の発散が少ない
ひのきの無垢材は、合板や集成材のように大量の接着剤を使用する必要がありません。シックハウスの主な原因となるホルムアルデヒドなどの放散がほとんどないため、入居直後から安心して過ごせます。
天然の木材そのものが内装材となるため、化学的な汚染源を室内に持ち込まない「引き算の家づくり」が可能です。敏感な体質の方や小さな子どもがいるご家庭にとって、これ以上ない安心材料となります。
メリット②フィトンチッドによる空気の浄化作用
ひのきが発する香り成分「フィトンチッド」は、単なるリラックス効果だけでなく、空気中の有害な細菌やカビの繁殖を抑える働きがあります。素材自体に備わった防虫・防菌作用が、室内の空気環境を常に清潔に保つサポートをしてくれる点が特徴です。
この天然の浄化作用は、機械の空気清浄機とは異なり、24時間365日絶え間なく効果を発揮し続けます。ひのきの家に一歩足を踏み入れた時の清々しさは、この成分が空気を洗ってくれている証拠です。
メリット③優れた調湿機能でカビの発生を抑制
ひのきは「生きている建材」であり、周囲の湿度に合わせて水分を吸ったり吐いたりする調湿機能を持っています。室内の湿度が安定するため、シックハウスの二次的な原因となるカビやダニの増殖を根本から防げる点が特徴です。
結露が発生しにくい環境を作ることは、建物の寿命を延ばすだけでなく、住む人の呼吸器系を守ることにも直結します。ひのきと換気を組み合わせた住まいは、まさにシックハウス症候群に対する最強の防護壁といえます。
なお、ヒノキの主な特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:ヒノキの主な特徴は5つ|使用される箇所やその他の木材との違いを詳しくご紹介します!
知っておきたい!シックハウス症候群の主な3つの原因
適切な対策を立てるためには、まず「なぜ体調不良が起きるのか」という根本的な理由を知ることが不可欠です。家族が毎日を安心して過ごせる環境を整えるために、まずは以下の主な原因を正しく把握しましょう。
原因①建材や家具から発生する化学物質
シックハウス症候群の代表的な原因は、ホルムアルデヒドやトルエンといった揮発性有機化合物(VOC)です。これらは、住宅の壁紙を貼り付ける接着剤や、安価な合板家具から空気中に放出され、健康に悪影響をおよぼします。
厚生労働省の指針では、これらの物質の濃度指針値が厳格に定められています。目に見えないガスとして室内に充満するため、素材選びの段階でこれらを徹底的に排除する意識が必要です。
原因②気密性の向上による空気の停滞
現代の住宅は冷暖房効率を高めるために気密性が向上していますが、これがよごれた空気の停滞を招く一因となっています。適切な換気計画がなされていないと、建材から出たわずかな化学物質や湿気が外へ逃げません。
対策として、現在の住宅には24時間換気システムの設置が義務付けられています。しかし、フィルターが詰まっていたりスイッチを切っていたりすると、十分な効果が得られないため注意してください。
原因③結露によるカビやダニの大量発生
高気密な住宅が増えていますが、室内外の温度差によって生じる結露が深刻な問題となっています。窓際や壁の裏側に滞留した水分は、カビやダニが繁殖するための絶好の温床です。これら生物由来の汚染物質も、シックハウス症候群を引き起こす大きな要因です。
カビの胞子やダニの死骸が空気中に飛散すると、喘息や皮膚炎などのアレルギー症状を誘発します。目に見えない場所で増殖が進むため、知らぬ間に健康を損なうリスクがあります。対策として、湿気を溜め込まない構造や素材選びを徹底してください。
なお、結露については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:結露とは?発生のメカニズムや放置するリスク、防ぐ方法まで詳しくご紹介します!
シックハウス症候群対策の家づくりなら「サイエンスホーム岡山店」

「サイエンスホーム岡山店」は、ひのきの無垢材と伝統の真壁づくりを組み合わせた、心身ともに健やかになれる住まいを提案しています。2015年にはグッドデザイン賞を受賞した独自工法により、高品質ながらも手の届く価格で「本物の木の家」を実現しました。
アレルギーや体調不良に悩まされることなく、笑顔で過ごせる家づくりを全力でサポートが可能です。展示場では、ひのきの香りと心地よい空気環境を実際に体感いただけますので、ぜひお気軽にご来場ください。⇒サイエンスホーム岡山店への相談はこちら
シックハウス症候群の対策でよくある3つの質問
シックハウス症候群の対策でよくある質問をご紹介します。それぞれ詳しくみていきましょう。
質問①新築から何年くらい換気対策を意識すべきですか?
化学物質の発散量は完成直後が多いため、最初の1〜2年は入念な換気が欠かせません。厚生労働省の調査でも、新築後のVOC濃度は時間経過とともに低下する傾向が示されています。
このため、健康を守るための換気は「入居後ずっと」続けるべき大切な習慣です。空気が淀んだり、湿気が溜まったりしやすい時期は注意しなければなりません。
参考:シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会|厚生労働省
質問②空気清浄機があれば換気は不要でしょうか?
空気清浄機はホコリや一部の有害物質を除去しますが、換気の代わりにはなりません。二酸化炭素の排出や新鮮な酸素の供給は、空気そのものを入れ替える窓開けや換気システムでしか行えないためです。
空気清浄機は、あくまで補助的なツールとして活用して、家全体の空気の流れを止めないように心がけましょう。新鮮な空気が巡ることで、家族の健康はより確かなものへと近づきます。
質問③どのような症状が出たら注意が必要ですか?
家の中にいる時だけ目がチカチカしたり、喉の痛みや頭痛を感じたりする場合は注意が必要です。これらは、シックハウス症候群の代表的な初期症状といえます。
外出すると症状が和らぐ点が大きな特徴となります。新築直後や新しい家具を入れた後に体調不良を覚えたら、室内の空気環境を疑ってみてください。
深刻なアレルギーを招く前に、換気の徹底や素材の確認を行うことが大切です。家族の些細な体調変化を見逃さず、早めに対処しましょう。
シックハウス症候群の対策を行い、家族の健康を守りましょう!
シックハウスへの不安を解消して、毎日を元気に過ごすためには、自然の力を最大限に活かした家づくりが賢い選択です。木とともに暮らす心地よさを手に入れれば、あなたの生活は今よりもずっと豊かで安心なものに変わります。
シックハウス症候群の対策として、以下があげられます。
・対策①天然の無垢材を使用する
・対策②効果的な換気を行い空気を循環させる
・対策③化学物質を抑えた自然塗料を選ぶ
家を建てる際やリフォームを検討する際は、カタログの数値だけでなく、素材が持つ本来の香りや手触りを確かめることが大切です。
なお「サイエンスホーム岡山店」は、ひのきの家や真壁づくりといった日本の伝統的な技法と、現代の高気密・高断熱技術を融合させた家づくりが特徴です。家づくりをご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。⇒サイエンスホーム岡山店への相談はこちら

-
自然豊かな街!美作市の移住で活用できる3つの支援制度
美作市は、岡山県北東部に位置しており、豊かな自然や歴史ある湯郷温泉、スポーツ施設などの多様な資源に囲まれた環境で新たな生活をはじめられます。美作市への移住を検討される方の多くは、自然豊かな環境での...
-
理想の家を建てる前に!用途地域の3つの調べ方と13の分類
家を建てる前に用途地域を調べて、地域のルールを把握すれば、将来のトラブルや設計の制限を未然に防げます。せっかく見つけた土地でも、用途地域の調べ方を間違えると、希望の間取りやデザインが実現できないか...
-
住みやすい街!赤磐市へ移住する3つのメリット・デメリット
赤磐市は、「フルーツ王国」としての豊かな食生活や、災害が少なく穏やかな気候が魅力のため、移住する場所として非常に人気です。しかし、理想の暮らしを実現するためには、地域の特性や支援制度、現地の住環境...
